えぞのれんりそう (蝦夷連理草)

 学名  Lathyrus palustris var. pilosus 
 和名  エゾノレンリソウ 
 科名(和)  マメ科 
  別名(和)  セイヨウレンリソウ 
 漢名  毛山黧豆(モウサンレイトウ, máo shānlídòu) 
 科名(漢)  豆(トウ,dòu)科 
  別名(漢)  歐山黧豆 
 英名   

2008/05/08 箱根湿生花園
「Lathyrus palustris ssp. pilosus」エゾノレンリソウ」(蝦夷の連理草)」と標示

 エゾノレンリソウ Lathyrus palustris(歐山黧豆) には、次のような種内分類群を区別することがある。

  var. exaltatus(無翅山黧豆)
山西・西南・チベット・新疆産
    f. pubescens(微毛山黧豆)
四川・雲南産
  var. linearifolius(綫葉山黧豆)
四川・雲南産
  セイヨウレンリソウ var. palustris(歐山黧豆)
  エゾノレンリソウ var. pilosus(L.pilosus, L.pilosus var.miyabei;
         毛山黧豆)『中国本草図録』Ⅸ/4197
   
 ただし、大橋広好は、「エゾノレンリソウは非常に多型な種で、多くの種内分類群が命名されている。日本、中国・シベリア・極東ロシア・北アメリカに生育する形は、ヨーロッパの無毛形に対して有毛形であることで亜種または変種とされてきたが、ヨーロッパにも有毛形があり、明瞭には区別できない」と言う
(『改訂新版 日本の野生植物)

 レンリソウ属 Lathyrus(山黧豆 shānlídòu 屬)については、レンリソウ属を見よ。

  

 北海道・本州・対馬・朝鮮・中国東北・山西・甘肅・青海・浙江・モンゴリア・ロシアに分布。 

  


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